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(5)港口地区の整備
港口地区航路は、港湾施設等の整備に伴い大型化工事が行われてきた。例えば水深については1968年にスエズ運河の閉鎖に伴う船舶の大型化に対応して、-20mの水深を-23mに整備し、更に1971年から増深され、1994年現在では、港口航路12km、幅員500m、水深25mが確保されている。これらの工事と併行して、新しい大水深航路がライン川から流入する土砂により埋没するのを防止すると共に船舶の航行の安全を確保するため、大水深航路とポートレークやその他の東地区に位置する埠頭へ出入する船舶用の航路とを分離するための築堤が行われている。

 

(6)環境への配慮
マース埋立地の造成に当たっては、フック・ヴァン・ホッラント(Hoek Van Holland)で海水浴するなどのレジャー客からは、埋立地か砂丘として見えるだけで、その背後の港湾施設や石油工場等の工場群が見えないようにされている。南側の境界においても、オーストヴォールネ(Oostvoorne)と埋立地に人工湖を置き、この湖の西側と北側に人工砂丘を設置して、遮蔽効果をあげている。また、建設途上においては、飛砂防止対策として、穀物と野草の種子を半分ずつ混含した「ユーロポート・ミクスチャー」の種子が撒かれた。これは、穀物と野草の成長差による緑化力を利用して個々に砂の拘束の役目を果たせるもので、その成果は非常に良好であったとのことである。

 

 

 

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